自動車の未来 2009 6 14
2005年の初めに、私は、こう書いたのです。
「今が全盛と思える自動車の歴史は、短いと思います。
正確には、ガソリン車の歴史は、短いということです」
このように書いても、大方の反応は、
「そんな、ばかな」というのものでした。
当時、世界経済は好調、
GMの株価も、30ドルから40ドルの間を推移していました。
そういうわけで、「そんな、ばかな」という反応も、
仕方ないのでしょう。
時差があるのは、やむを得ないかもしれません。
正確には、アメリカの世論との間には、数年の時差があるかもしれません。
書名 3年後に生き残るクルマ
著者 舘内 端 宝島社新書
この本の中では、第2章で、
ハイブリッド車が持つ「世界を変えてしまうほどの力」、
ハイブリッド車開発競争の内幕等について書いてあります。
また、ハイブリッド車を開発できないメーカーは、
今後、経営上難しい舵取りを求められるでしょうとあります。
第3章では、
ハイブリッド車も燃料電池車も駆逐して、
次世代車候補のNo.1に躍り出た電気自動車について書いてあります。
そして、「電池を作れる自動車メーカーが生き残る」、
「電池が次世代車というよりも、
自動車メーカーそのものの命運を握っている」とも書いてあります。